20周年のご挨拶

いつのまにか桜も盛りを過ぎて世間の話題はコロナウイルス一色という状況になり、皆様におかれましても日々厳し状況が続いていることと思います。
本来は花き業界もオリンピックに向け盛り上がり、春の訪れと共に弊社創立20周年を迎える予定で準備をしてまいりました。しかしながら2019年12月に中国武漢市から「新型コロナウイルス」感染者の発症、1月には、まだ記憶に新しいクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」集団感染がおきました。何もかもが手探りの中で感染拡大を防ぐ対応が求められた乗務員クルー達は命がけの対応をしたのではないでしょうか。私どもの市場では、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐための場内放送が毎日流れ、感染拡大防止の重大局面にきていることを日々感じております。政府では不要不急の外出の自粛とともに「3つの密」密集・密閉・密接と目に見えないウイルスがオーバーシュートしないよう発言しています。
現在も新型コロナウイルスがパンデミックになり経済にも大打撃を与え、ロックダウン(都市封鎖)の情報が飛び交い、誰もが収束の見えない不安を感じております。東京都中央卸売市場は生鮮食料品等(生活に彩りを与える花)を安定的に供給する流通拠点として、消費者、生産者、流通・小売業者等の三者に対し重要な役割があり、休市する事が難しいため開市しながらも役職員の健康や安全確保を図らなければなりません。花き業界としても母の日に向けての対応に苦戦しているところで御座います。しかし、このような時だからこそ、花を飾って少しでも心が癒されリフレッシュをして欲しいと心から思います。
何をし、何をすべきでないか正解のない選択が求められる毎日ではありますが20年の節目として、皆様にこれまで頂きました多くの恩恵に感謝し、これから役職員一同決意も新たに鋭意努力する所存で御座います。今後ともご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。

末尾となりますが皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げるとともに日頃のご愛顧へのお礼と創立20周年記念のご挨拶とさせて頂きます。